〇きょうだい児って知っていますか?私がこの言葉と出会ったきっかけ
みなさんは「きょうだい児(きょうだいじ)」という言葉を聞いたことがありますか?
私がこの言葉を始めて知ったのは、学生時代の課題で
同じ境遇にいる子にインタビューをする機会があったときです。
「自分の境遇に名前があったのか。」と興味を持ち調べたことがきっかけでした。
今から十数年前のことです。
〇きょうだい児とは?
きょうだい児とは重い病気や障害のある兄弟姉妹がいる子どものことを指します。
最近では「きょうだい児支援」や当事者の声が少しずつ社会に届くようになってきましたが
まだまだ認知は高くありません。
〇私自身の子ども時代
きょうだい児の状況は、兄弟姉妹の状態や家庭環境によって大きく異なります。
私の場合、兄と同じ小学校・中学校に通っていましたが、周りから“変わった人”と
思われることが怖かったです。
特に運動会など、学校で兄と同じ空間にいると、兄の姿を見られるのが“恥ずかしい”と
感じる自分がいました。
今思えば、それも小さな心が精一杯向き合っていた証だったかもしれません。
「そう思う私は冷たいのか」
「周りの友達のきょうだいと兄を比べてしまって“どうしてうちだけ…”と思う日もありました。」
そんな葛藤もたくさん経験してきました。
〇20年かけて、ようやく向き合えた
時間が経ち、20年ほどかけてようやく私は「兄の存在」を自然に受け入れられるようになりました。
学生時代の自分のこと、将来への不安を抱えていた過去の自分。
そのすべてがあったからこそ、今、こうして誰かに向けて
自分の思いを伝えられるようになったのだと思います。
〇さいごに:同じ気持ちを抱える誰かへ
このブログは、かつて自分のように悩んだりもやもやした思いを抱える誰かに届けば
という気持ちで始めました。
もしあなたが「私だけかもしれない」と感じているなら
ここに同じような気持ちを持っていた人がいることを、どうか忘れないでください。
管理人 Cocone
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