‟きょうだい”が嫌い――そう感じるあなたへ。
きょうだい児である私自身もそうでした。
嫌いだと思うことに罪悪感を持たなくても大丈夫です。
まずは自分の素直な感情を大切にしてみませんか?
みんなは‶きょうだい”のことをどう思ってる?
昔の私は兄に対して苦手であり負の感情の方が多かったです。
そこで、今回は世間のきょうだい児が‟きょうだい”に対して
どのような感情を持っているのか疑問に思ったので調べてみました。
‟きょうだい”に対する感情
以前も文献引用したことがある
「きょうだいの障害のある同胞に関する否定的感情と
親からのサポート期待感との関係に関する調査研究」
をもとに、きょうだいに対してどういった感情を抱くのかを調べました。
きょうだい児の気持ち
きょうだい児が抱く否定的感情として
・‟きょうだい”の日常や将来に対する不安、心配
・同胞への拒否・嫌悪感
・自分が世話をする責任感、精神的・物理的な負担
・自分の気持ちを表現できない葛藤
・障がいのある同胞ばかりが注目されるなどの嫉妬
・否定的な感情や苛立ちを抱く事自体に対する罪悪感
・自分の気持ちを抑圧してしまうなどの我慢
・自分が今後どの程度支えていくのかというプレッシャー
など、複雑に絡み合った心情があることがわかりました。
Coconeが‟きょうだい”を嫌いだった理由
私が兄のことを嫌いだった理由として
・空気が読めない発言
・勝手に私の部屋に入られる
・コミュニケーションが成り立たない
・会話が一方的で面白くない
・衝動的で突発的な動作が嫌だった
・勉強が嫌でよく家から脱走する姿が情けなかった
・周囲の兄に対する反応を見て悔しかった
・両親の兄に対する対応を見て悲しくなった
こういったことが幼かったころの私にとって
辛い、しんどいと思う出来事でした。
Coconeのまわりのきょうだい児は‟きょうだい”に対し肯定的だった
私は学校の課題できょうだい児にインタビューをした際に
‟きょうだい”に対して肯定的な意見が多く聞かれました。
その時は、「きょうだいに対して負の感情を持つ
私っておかしいのかな」と思うことがありました。
きょうだいに対して肯定的な意見には
「親がきょうだいを平等に扱ってくれた」「環境に恵まれており
周囲の人がきょうだいをとても良くしてくれた」などから
きょうだいの心理は両親や周囲の環境によって
かなり左右されることのではないかなと思います。
まとめ
きょうだいが嫌いだという感情もあって当たり前。
一般的なきょうだい間でもあることだと思います。
障がいの有無で嫌いだと思ってしまう自分は
ダメな人間だと思わないでほしい。
自分の感情に素直になって受け止めることがまずは大事。
受け止めるのと否定することは違う。
まずは自分に優しくしないと。といまも思うのです。
なかなか難しいですけどね。
管理人 Cocone
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